肉離れ
筋肉の繊維が過度な負荷により引きちぎられることで筋肉の繊維が損傷する怪我を言います。
多くは走ることでハムストリング(ももの裏の筋肉)や下腿の筋肉(ふくらはぎ)に起こることが多いです。
肉離れは損傷度合いにより1~3型に分類されます。
I型 筋腱移行部に損傷はなく出血がみられる
II型 筋腱移行部や筋膜に損傷のあるもの
III型 筋腱付着部に断裂あるいは剥離が見られる状態
Ⅰ型は比較的早期回復が可能です。受傷から1~2週でスポーツ復帰が可能です。それに対して2型は最初の処置を間違うと復帰に2~3ヶ月以上かかってしまう事もあります。
3型に至っては手術の対象になります。
一般的に運動をされたりして肉離れを疑ってくる方の多くはⅠ型のことが多く、時には損傷はなく筋肉がスパズム(けいれん)を起こしているだけの方も多くいられます。
その際は、ハイボルト療法を数回するだけでスポーツ復帰が可能なことが多いです。
Ⅱ型に関しては、筋肉が治ることに際して瘢痕治癒(壊れた組織が固まるようにして治る)します。
組織が治った後もそこの部分は瘢痕と言って固いままです。肉離れは癖になるとよく言いますがそれはこの瘢痕治癒された部分と正常な筋肉の繊維のギャップに負荷がかかった際にその部位の上下でもう一度肉離れを起こしてしまう事が原因なのです。
再発を防ぐ意味でも痛みが消えた後にその瘢痕化された筋肉の組織をリリースしたりハイボルト療法により瘢痕組織をなじませていくことが大切になります!
スポーツ競技者に多い怪我でもあり競技復帰を早めたい患者さんこそ保存的な治療だけでは復帰が遅くなり復帰するころには心肺機能や筋力が低下していることで復帰に時間がかかってしまいます。
また、瘢痕の除去は保存的な治療では消えることはありません。積極的に施術することがもっとも大切なことになります。
再発予防、競技復帰・仕事復帰を早くしたい方程当院の施術で計画的に施術していきましょう!
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